相続解決事例
粘り強い交渉により比較的早期に解決できた事例
相談に至った経緯 依頼者は、50代の男性でした。 依頼者によれば、お父様がお亡くなりになり、相続人は、お母様とお姉様と長男であるご本人の3人でした。依頼者によれば、お父様がお亡くなりになった年の夏に相続人3人で話し合いをした際、書面は作成していないものの、口頭で合意ができたとおっしゃっていました。お母様は長男である依頼者に全て任せるとのご意向でしたので、主に依頼者とお姉 続きを読む >>
事前の財産調査に基づき比較的早期に交渉により解決した事例
相談に至った経緯 ご相談者は、40代の男性で、三人兄弟の二男と三男でした。 亡くなった父親が、長男に対し、全財産を相続させる旨の遺言書を残していたことから、遺留分の請求をしたいとのことでご相談がありました。 当事務所の対応 しかし、亡くなった父親の遺産がどうなっているのか不明でしたので、まずは財産調査を行なってみて、その結果に基づいて遺留分の請求をする 続きを読む >>
相続人の一人が認知症だったため遺産分割協議は無効?
相談に至った経緯 依頼者50代の男性でした。 依頼者によれば、数年前に行なった亡き父の遺産分割協議について、当時の相続人である母親と子2名(長男である依頼者と長女)のうち、母親が当時認知症であったことを理由に、数年後に亡くなった母親の遺産分割協議になって、今さら亡き父に関する遺産分割協議は無効であると主張されて困っているとのことでした。 私は、このご長男から依頼を受け、相手方である姉 続きを読む >>
不本意な遺産分割審判に対して抗告したところ高裁で主張が認められた事例
相談に至った経緯 依頼者60代の男性でした。 遠方に居住している実家の父親が亡くなり、他の4人のきょうだいとの間で遺産分割協議がまとまらないというご相談でした。特に、 ①長兄との感情的な対立が激しいこと、 ②遺産は多数の不動産とわずかな預貯金でしたが、誰がどの不動産を取得するのか、どの不動産を売却するのか、という遺産の具体的分割方法をめぐってそれぞれの主張が対立して 続きを読む >>
相続人が海外に?貸金庫を開けてみると…
貸金庫とは 事案によっては、貸金庫の中身が問題になったことがいくつかありました。 貸金庫とは、金融機関が貸金庫内の空間を利用者に貸すという賃貸借契約であるとされていますが、金融機関によって、色々な種類があるようです。 私がこれまでに見たものは、いずれも、団地の郵便受けを小さくしたようなもので、金属製の長方形の箱状のものがたくさん並んでいるという種類でした。 そして、被相続人が利 続きを読む >>
【相続解決事例】生命保険金は「遺産」ではない?
相談から遺産分割調停の申立てへ 依頼者は50代の男性でした。 亡き父を被相続人とする遺産分割協議において、他の相続人である亡き父の再婚相手である継母と弟との協議が決裂したとのご相談でした。 そこで、私が正式に代理人として受任し、遺産分割調停の申立てを行うことにしました。 遺産分割調停中に継母が… 調停では、亡き父の生命保険金の受取人であった継母が受け取った保険金の額が比較的高 続きを読む >>
大正時代に亡くなった曾祖父名義の土地を相続
相続人の調査を実施~調停申立てへ 依頼者は70代の男性でした。 大正時代に亡くなった曾祖父名義の土地について、遺産分割を完了したいとのご相談を受け、正式にご依頼を受けました。 なお、相続税の申告には期限があるのですが(被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10か月以内)、遺産分割自体には期限がないため、このように大正時代に亡くなった曾祖父名義の土地というものも全国にはたく 続きを読む >>
財産目当てで高齢の親を「囲い込み」…親族との面会妨害?やった者勝ち?
父親の預貯金が兄嫁に使い込まれている? 私は実際に、囲い込みの事案の依頼を受けたことがあります。 依頼者は60代の男性でした。 依頼者によれば、実家に住む認知症の父親の財産が、父親と同居する亡き兄の嫁家族に使い込まれているようだとのことでした。 父親が認知症の診断を受けていたことは判明していたので、その財産を保全するため、家庭裁判所に後見人選任の申立てを行いました。 後見 続きを読む >>
相続財産調査で多くの遺産が判明~その後の調停で多額の代償金を獲得
依頼者の性別と年代 50代の女性 相談背景と弁護士の対応 相続財産の調査を実施 依頼者の父親が亡くなり、疎遠であった実家の兄から連絡を受けたが、遺産の内容を一切教えてくれず、ただ、相続を放棄しろの一点張りなので、まずは相続財産の調査をしたいというご相談でした。 相続人は、依頼者と兄の二人のみですが、依頼者は実家を離れて長く、兄が被相続人である亡き父の遺産を管理して 続きを読む >>
一審で敗訴した遺言無効確認訴訟を控訴審から受任して逆転勝訴した事例
依頼者の性別と年代 60代の男性 相談背景 遺言は無効? 依頼者によれば、亡くなった父親の相続人は、長男である依頼者と妹の二人でした。 亡くなった父親は日記をつけるのが習慣だったのですが、父親がお亡くなりになったあと、父親の遺品を整理していたところ、日記を発見しました。その日記を読んでみると、「俺の財産は○○(依頼者の名前)にやる。○○(依頼者の妹の名前)には絶対 続きを読む >>