相続解決事例
姉に対して遺留分を請求したうえで、協議により、比較的早期に解決した事例
依頼者の性別と年代 女性50代 相談内容 母が亡くなったあと、自筆証書遺言が見つかったのですが、その内容が、依頼者の姉にすべての財産を相続させるという内容であったため、依頼者である妹が姉に対して遺留分の請求をしたい、というご相談でした。 なお、父は既に亡くなっており、相続人は姉妹2人のみでした。 争点 1.母の介護への貢献に対する謝礼金の主張 姉は、生前に母の介護をするなどの 続きを読む >>
一部の相続人の所在と遺産の全容が不明で、一部の相続人の所在調査及び遺産調査をしてから遺産分割協議にて解決した事例
依頼者の年代と性別 90代男性 相談内容 依頼者の父が亡くなり、遺産分割協議を実施しようと思ったが、一部の相続人の所在が不明であり、また、遺産の全容を把握できていないので、一部の相続人の所在調査及び遺産調査をしたうえで、代理人として、他の相続人との遺産分割協議を依頼したいというご相談でした。 相続人は、依頼者を含めた被相続人のご兄弟のみですが、相続発生以前に亡くなっているご兄弟もあり、 続きを読む >>
最初は行政書士に依頼された遺産分割協議書を途中から依頼を受け分割協議を成立させた事例
相談者によれば、最初はきょうだいも仲良く、相続をめぐって争いになることはないだろうと思い、相続人全員の合意のもと、行政書士に遺産分割協議書の作成を依頼したものの、協議を進めるにつれ、相続人間の利害対立が顕在化し、結局、依頼した行政書士から「紛争案件を扱えるのは弁護士だけなので、私はもうこれ以上は関与できない」と言われ、改めて弁護士に依頼したいと思い、ご相談にいらっしゃいました。 そこで、私は 続きを読む >>
特定の相続人が被相続人の生前に被相続人の預貯金を使い込んでいた事例
このようなトラブルも、最近、数多くご相談いただいています。 とあるご相談者によれば、父親が亡くなり、相続人はきょうだい二人(妹)だけなのですが、司法書士及び税理士の関与のもと、遺産分割協議を成立させたあと、他方のきょうだい(妹)が、被相続人の生前に多額の預貯金を引き出していたと思われることが判明し、一定の金額を返還してほしいというご相談内容でした。 そこで、遺産分割協議は有効であること 続きを読む >>
亡くなった母親の異父きょうだいらに対する遺留分請求の事例
ご相談の経緯 ご相談者は60代の男性でした。亡くなった母親が、父親の異なる相談者の異父きょうだいらに対し、全財産を相続させる旨の遺言書を作成していたことから、遺留分請求権を行使したいとのことでご相談がありました。ご相談者としては、最初はあまり請求する気持ちもなかったようでしたが、ご相談に同席した奥様とお話ししているうちに、正式に、遺留分請求権を行使することでご依頼を受けました。 弁護士 続きを読む >>
相続人のうちの一人が認知症のため家裁に成年後見人を選任してもらい、その後、遺産分割協議を成立させた事例
ご相談者は60代の女性でした。 ご相談者によれば、相続人のうちの一人が認知症に罹患し、判断能力がなくなってしまったため、今後の遺産分割協議をどのように進めればいいか困っているとのことでした。 そこで、私は、成年後見人選任の申立て及びその後の遺産分割協議の代理業務を受任しました。 私は、まず、当該相続人の成年後見人を選任してもらうため、医師の診断書等の必要書類一式をそろえたあと、速 続きを読む >>
相続人のうちの一人が所在不明のため、家裁に不在者財産管理人を選任してもらったうえで、遺産分割調停が成立した事例
ご相談の経緯 ご相談者は70代の女性でした。 ご相談者によれば、相続人が大変多く、かつ、疎遠な方が多いことから、伯母の遺産分割が未了のため、遺産である不動産の固定資産税の納付書が、相続人代表者としてご相談者のもとに送られてきていて、ずっと自分が立て替えて支払っているが、何とかしたいとのことでした。 そこで、私は、相続人が大変多く、かつ、疎遠な方が多いことから、最初から家庭裁判所に遺産 続きを読む >>
所在不明の相続人の所在調査をした結果、所在が判明し、遺産分割協議が成立した事例
ご相談者は60代の男性でした。 ご相談者によれば、相続人のうちの一名が所在不明であり、遺産分割協議が進められないとのことでしたので、相続人の所在調査及びその後の遺産分割協議の代理業務を受任することになりました。 依頼者によると、所在不明の相続人は、全国のどこかの刑務所にて服役中とのことでしたので、弁護士法に基づく照会制度を利用し、法務省の担当部署に照会したところ、収容先の刑務所が判明し 続きを読む >>
亡くなった父親の遺産分割をめぐり、母親と実兄との間で感情的な対立に至ってしまった事例
ご相談の経緯 ご相談者は40代の男性でした。 遺産のうち、預貯金等が不明で、かつ、相手方から任意に開示されなかったため、ご相談者の不信感が募り、協議の結果、正式に受任し、家庭裁判所に遺産分割調停の申立てをしました。 弁護士の対応 調停では、裁判所の指示もあり、ようやく相手方から預貯金等も開示されましたが、被相続人の預金口座からの不自然な引出し行為が判明したことから、かかる引出し行為をめ 続きを読む >>
納得できない遺言が出てきた事例
ご相談者は40代の男性でした。 亡くなった母親が、父親の異なるご相談者の異父きょうだいらに対し、全財産を遺贈する旨の自筆証書遺言を作成していたのですが、その遺言書が発見されたのが、母親が亡くなってから1年以上も経ったあとであったこと、遺言書を発見したのが異父きょうだいのうちの一人であったこと、関係者の名前の漢字を間違えていたこと、筆跡が母親のものではないのではないかなど、いくつか不審な点があ 続きを読む >>