相続解決事例
相続人が海外に?貸金庫を開けてみると…
貸金庫とは 事案によっては、貸金庫の中身が問題になったことがいくつかありました。 貸金庫とは、金融機関が貸金庫内の空間を利用者に貸すという賃貸借契約であるとされていますが、金融機関によって、色々な種類があるようです。 私がこれまでに見たものは、いずれも、団地の郵便受けを小さくしたようなもので、金属製の長方形の箱状のものがたくさん並んでいるという種類でした。 そして、被相続人が利 続きを読む >>
【相続解決事例】生命保険金は「遺産」ではない?
相談から遺産分割調停の申立てへ 依頼者は50代の男性でした。 亡き父を被相続人とする遺産分割協議において、他の相続人である亡き父の再婚相手である継母と弟との協議が決裂したとのご相談でした。 そこで、私が正式に代理人として受任し、遺産分割調停の申立てを行うことにしました。 遺産分割調停中に継母が… 調停では、亡き父の生命保険金の受取人であった継母が受け取った保険金の額が比較的高 続きを読む >>
大正時代に亡くなった曾祖父名義の土地を相続
相続人の調査を実施~調停申立てへ 依頼者は70代の男性でした。 大正時代に亡くなった曾祖父名義の土地について、遺産分割を完了したいとのご相談を受け、正式にご依頼を受けました。 なお、相続税の申告には期限があるのですが(被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10か月以内)、遺産分割自体には期限がないため、このように大正時代に亡くなった曾祖父名義の土地というものも全国にはたく 続きを読む >>
財産目当てで高齢の親を「囲い込み」…親族との面会妨害?やった者勝ち?
父親の預貯金が兄嫁に使い込まれている? 私は実際に、囲い込みの事案の依頼を受けたことがあります。 依頼者は60代の男性でした。 依頼者によれば、実家に住む認知症の父親の財産が、父親と同居する亡き兄の嫁家族に使い込まれているようだとのことでした。 父親が認知症の診断を受けていたことは判明していたので、その財産を保全するため、家庭裁判所に後見人選任の申立てを行いました。 後見 続きを読む >>
相続財産調査で多くの遺産が判明~その後の調停で多額の代償金を獲得
依頼者の性別と年代 50代の女性 相談背景と弁護士の対応 相続財産の調査を実施 依頼者の父親が亡くなり、疎遠であった実家の兄から連絡を受けたが、遺産の内容を一切教えてくれず、ただ、相続を放棄しろの一点張りなので、まずは相続財産の調査をしたいというご相談でした。 相続人は、依頼者と兄の二人のみですが、依頼者は実家を離れて長く、兄が被相続人である亡き父の遺産を管理して 続きを読む >>
一審で敗訴した遺言無効確認訴訟を控訴審から受任して逆転勝訴した事例
依頼者の性別と年代 60代の男性 相談背景 遺言は無効? 依頼者によれば、亡くなった父親の相続人は、長男である依頼者と妹の二人でした。 亡くなった父親は日記をつけるのが習慣だったのですが、父親がお亡くなりになったあと、父親の遺品を整理していたところ、日記を発見しました。その日記を読んでみると、「俺の財産は○○(依頼者の名前)にやる。○○(依頼者の妹の名前)には絶対 続きを読む >>
先妻の子と後妻との間の対立事例(寄与分の問題)
依頼者の性別と年代 40代の男性と女性の姉弟 相談背景 依頼者は40代の男性と女性の姉弟でした。 依頼者らの母親は亡くなった父親とは離婚しており、亡くなった父親は、母親と離婚後、再婚して後妻と同居していました。 離婚した先妻の子と後妻とは、感情的なもつれ等で遺産分割の際にトラブルになるケースが多いですが、今回の件もそのようなケースでした。 弁護士の対応・解決までの流れ 実は、 続きを読む >>
他の相続人から提起された遺産分割協議無効確認訴訟に勝訴!反対に、その相続人に対して遺留分請求訴訟を提起した事例
依頼者の性別と年代 60代 男性 相談背景 依頼者は60代の男性でした。 弁護士を代理人に就けた母親と妹から、10年以上前に成立した亡き父を被相続人とする遺産分割協議は無効であること及び母親名義の自宅から退去しろなどと主張され、困惑しているとのご相談でした。 そこで、私が正式にご依頼を受け、代理人として対応することになりました。 争点 私が代理人として相手方代理人と協議しまし 続きを読む >>
兄弟間の骨肉の争いのため最終的な解決までに5年も要した事例
依頼者の性別と年代 40代 男性 相談背景 亡き父と同居していた実兄が亡き父を虐待していた疑いもあり、依頼者の実兄に対する憎しみの感情が非常に強く、とても円満に話し合える状況ではありませんでした。 そこで、とにもかくにも、家庭裁判所に遺産分割調停の申立てをしました。しかし、遺産分割調停の中で、遺産の範囲に争いが発生してしまいました。 具体的には、当方が遺産であると主張していた実家 続きを読む >>
他の相続人の所在が不明で連絡がとれないとのことで遺言執行の代理業務を受任した事例
依頼者の性別と年代 60代 男性 相談内容 相談者のお父様がお亡くなりになったのですが、お亡くなりになったお父様は、生前、全財産を奥様(相談者の母親)に相続させる旨の公正証書遺言をのこされていました。 相続人は、被相続人の妻(相談者の母親)、相談者、相談者の弟及び妹の計4名でした。 公正証書遺言では、相談者の方が遺言執行者に指定されていましたが、相談者の妹さんには精神疾患があり、 続きを読む >>