寄与行為の種類と具体例について教えてください。
民法における寄与行為の態様には、
①被相続人の家業に関する労務の提供
②被相続人の事業に関する財産上の給付
③被相続人に対する療養看護
④その他の方法
が規定されています。
家業従事型
被相続人の営む家業に対し、無報酬又はそれに近い状態で従事し、労務を提供し、財産の維持、増加に貢献した場合。
金銭等出資型
被相続人やその事業に対して、財産上の給付又は財産的な利益を提供して、財産を維持、増加させ、あるいは債務の返済等により、被相続人の財産の維持に貢献した場合。
療養看護型
被相続人の療養看護を無報酬又はそれに近い状態で行い、医療費や看護費用等の支出を避けることによって、相続財産の維持に貢献した場合。
扶養型
特定の相続人のみが被相続人を扶養し、被相続人の支出を減少させ、その財産の維持に貢献した場合。
財産管理型
被相続人の財産管理をし、被相続人が管理費用の支出を免れるなどにより、被相続人の財産の維持に貢献した場合。
その他
以上のほか、相続財産の維持増加に寄与した場合。
弁護士による相続の相談実施中!
武蔵野経営法律事務所では、初回相談は60分無料となっております。
「遺産相続でトラブルになってしまった」
「不安なので相続手続をお任せしたい」
「子どもを困らせないために生前対策をしたい」
などのニーズに、相続案件に特化した弁護士がお応えいたします。
お気軽にご相談ください。
電話での相談予約は、04-2936-8666にお電話ください
当事務所の相続問題解決の特徴
当事務所でよくご相談いただくサービスメニュー
当事務所に寄せられるQ&A
この記事の執筆者
武蔵野経営法律事務所
弁護士 元さいたま家庭裁判所家事調停官
加藤 剛毅
専門分野
相続、不動産、企業法務
経歴
埼玉県立熊谷高校から早稲田大学法学部に進学。卒業後、平成16年に弁護士登録。平成21年に地元である埼玉に弁護士会の登録替え。平成26年10月より、最高裁判所よりさいたま家庭裁判所の家事調停官(いわゆる非常勤裁判官)に任命され、4年間にわたり、週に1日、さいたま家庭裁判所に家事調停官として勤務し、数多くの相続事件を担当。平成30年5月に武蔵野経営法律事務所を開業し、現在に至る。
家事調停官の経験を活かし、相続事件の依頼者にとって最適な解決に導くサポートを実施している。
家事調停官時代の件数を含めて、相続事件の解決実績は500件以上に上り、地域内でも有数の実績である。
この記事の執筆者
-
専門分野:相続、不動産、企業法務
経歴:埼玉県立熊谷高校から早稲田大学法学部に進学。卒業後、平成16年に弁護士登録。平成21年に地元である埼玉に弁護士会の登録替え。平成26年10月より、最高裁判所よりさいたま家庭裁判所の家事調停官(いわゆる非常勤裁判官)に任命され、4年間にわたり、週に1日、さいたま家庭裁判所に家事調停官として勤務し、数多くの相続事件を担当。平成30年5月に武蔵野経営法律事務所を開業し、現在に至る。
家事調停官の経験を活かし、相続事件の依頼者にとって最適な解決に導くサポートを実施している。
家事調停官時代の件数を含めて、相続事件の解決実績は500件以上に上り、地域内でも有数の実績である。
相続Q&Aの最新記事
- 内縁の妻と夫の相続はどうなる?事実婚でも財産を引き継ぐ方法を解説
- 相続の悩みは、誰にどのタイミングで相談すべき?相続の相談を弁護士にする理由
- 相続で相手方が弁護士を代理人に立ててきた場合の注意事項
- 遺産分割調停を申し立てするためにどのような準備が必要か?
- 親の土地の上に家を建てて住んでいるのは特別受益?
- 遺産分割がまだ終わっていない!相続税の申告期限に間に合わないときの対処法は?
- 相続放棄しても生命保険金は受け取れるの?
- 亡くなった親の預貯金、すぐに引き出すことは可能ですか?
- 遺産分割協議に応じてもらえない!そんなときどうしたら良いの?
- 配偶者なしの相続人が亡くなった場合、法定相続人は誰になる?
- 遺産分割協議書を偽造するとどうなる?
- 遺言書でトラブルを避けるために注意すべき点は?
- 相続人が行方不明の場合はどうすればいいか?
- 遺産分割協議書の内容を守らない相続人がいる場合の対処法は?
- 財産目当てで高齢の親を「囲い込み」…親族との面会妨害はやった者勝ち?
- 遺言書の書き直しは可能ですか?
- 遺言書の偽造が疑われる場合にはどうすればいいのでしょうか?
- 持戻し免除の意思表示とは何ですか?どういうケースで認められますか?
- 相続財産が隠されている可能性がある場合にはどうすればいいのか?
- 第三者が遺贈や死因贈与を受けた場合、相続人と遺産分割協議をする必要はあるのでしょうか?
- 家族の中に養子がいる場合、その人に相続分はあるのでしょうか?
- 亡父から何十年も前に「勘当」された兄は遺産分割協議に含めなくて良いのでしょうか?
- 腹違いの兄弟の相続はどうなる?異母兄弟の相続について
- 海外に相続人がいる場合の遺産分割で気を付ける点はありますか?
- 遺産分割協議等が無効になる場合はありますか?
- 介護の寄与分を認めてもらうための証拠とはどのようなもの?
- 相続人全員が相続放棄をしましたが、この場合、放棄された不動産は放置しても大丈夫でしょうか?
- 前妻の子は相続できるでしょうか?
- 内縁の妻は相続できますか?
- 大昔に亡くなった方の遺産分割をしていなかったのですが、今からでも遺産分割をするべきでしょうか?
- 祭祀財産(墓地、仏壇、位牌など)は遺産分割の対象となりますか?
- 代襲相続ができるケースについて教えてください。
- 動産(衣服、写真、自動車、芸術品など)の財産の評価はどうなりますか?
- 遺産分割調停の時点で弁護士を依頼すべきでしょうか?
- 遺産分割で、借金やローンなどの債務はどう扱えばいいでしょうか?
- 遺留分の請求には期限があると聞いたのですが具体的に教えてください。
- 遺産分割調停を欠席した場合の、相続におけるデメリットはありますか?
- 特別受益の対象となる例を教えてください。
- 遺産分割を放置するとどうなりますか?
- 生命保険金に対して遺留分請求はできますか?
- 不動産の相続手続の注意点を教えてください。
- 相続人の一部に未成年者がいる場合に気を付けるポイントはありますか?
- どうしても相続させたくない相続人(子どもや兄弟など)がいる場合にはどうすればよいでしょうか?